ピアニスト 近藤和花
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2025/12/14

代官山教会 クリスマスコンサートご来場ありがとうございました

暮れのお忙しい時期に多くのお客様にお出かけいただき
本当にありがとうございました。


1階席、2階席共にお席を急遽増やしていただきまして、ありがたいことでした。

教会様にも心よりありがとうございました。

2025/11/30

久しぶりに池袋キャンパスへ

用事があり、夜、母校の池袋キャンパスへ。


最近は何かと代官山キャンパスに行っていたけれど、7年通った池袋の古いキャンパスに久しぶりに入ったとたん、思いがけず胸が熱くなる自分に自分が驚いた。



B509のこの部屋は、当時付属高校生であった私がレッスンを受けていた部屋で、蛍光灯の薄暗い照明や、レッスンを待つ廊下の茶色のソファまで、その頃のままで感動を覚える。


このソファに座って順番を待って、いつも手を温めて先生の前ですぐに指が動くように・・・と緊張していたなあ。



5階の、講義を受ける広い階段教室もそのまま。


大学生になった私は、その教室にだいたいいつも1人で駆け込むと、あえか!おはよー!!とお友達が沢山声をかけてくれたなあ、とか。



その教室で、指揮法の授業なのに指揮棒を忘れて(正確には失くして。どちらにしてもひどすぎる)、マエストロ小林研一郎大先生にマイクで怒られたなあ・・。


真剣に怒っている先生は、文字通り「炎の指揮者コバケン」のお顔だったなあ、と気まずいことも思い出す。



大教室のスタインウェイのフルコン(フルコンサート用グランドピアノ)は代替えしたのか、当時は艶消しのボディだったけれど、ピカピカの光沢ボディのフルコンに代わっていた。


あの艶消しが素敵だったのだよなぁ。。と懐かしい。


それにしても、音大ってフルコンが何基もあるのだからすごいなあ、と妙に冷静に、そして改めて感動する。



人生のスタートラインにさえ立っていなかったあの頃。

私は大学を卒業してから、しかも卒業してしばらくしてから真剣に頑張ってきたようなもので、本気のスタートが、音楽家として人よりかなり遅い。

スロースターターであることも十分自覚して、それでも自分の心の審美眼を頼りに、挑み、切り拓いてきた。



そして本気で進む道の先々で、自分の人生の核となる素晴らしい人生の大先輩たちに出逢い、教えられ育てられた。
そのことが今の私自身を創りあげている。



そして、音楽とは異なる世界の多種多様な職業で活躍する、温かい友人達に知らない世界を見せてもらい、支えられ歩んで来たのだと思う。



自分の審美眼を、そこだけは自身で信じてきたのかな、と思う。


それは父と母の最大の教えかもしれない、とも思う。


帰り道、恩師とまた同じ校舎、同じ廊下を歩き、鬼子母神の夜の銀杏を一緒に観る。
感謝でいっぱいになる。


また進もう。


2025/10/26

代官山教会 近藤和花クリスマスコンサートご案内

■11/10 をもちまして満席となりました■


暮れのあわただしい時期ですので、お気をつけていらして下さい。

2025/10/23

十月大歌舞伎

歌舞伎座へ。


和花ちゃん、舞台に立つ人なのだから歌舞伎もちゃんと観なさいよ!と前から何度も仰って下さるありがたさ。



お世話になっている方々のお計らいで、素晴らしい御席でご一緒させていただきました。


映画「国宝」効果なのか、若い世代の方が多くて驚きました。

前回の歌舞伎座体験は、松本白鸚ご襲名の公演で、その時は年齢層はとても高かったのが印象的でした。



多分、私は人生4回目の歌舞伎で、初めては高校生の時。
学校帰りに制服のまま、祖母と伯母に連れられて、お土産ショップで爪切りを買ってもらったなあ(今でも使っている)、などと懐かしむ。


初心者そのものなので、下調べの勉強をすませ、時代背景をある程度つかむ。

この工程オペラを観る時みたい。

オペラを観るなら全然緊張しないのに、場違いなところで拍手したらどうしよう…などと若干ドキドキしてのスタート。

なるほど、私のコンサートに来てくださるクラシック初めてのお客様の気持ちはこういう感じなのか、と。



全て興味深かったですが、特に、女形の方の素晴らしさ。
身体で空間に描く曲線と、なんとも言えない間の取り方。
楽譜の、短い休符のよう。
何と言うか、バレリーナでもあり演奏家でもあるような。
うなるほど素晴らしかった。


そして舞台上のすべての色彩感覚。
お着物しかり、大道具しかり。
普通に考えたらその色のパレットはぶつかるはずなのに
ぶつかり合うことで逆に共鳴しあうとでも言うような
世界観。

そう言えば母に、歌舞伎の色彩感覚をよく観なさいね、と昔から言われていた事をいまさら思い出す。


そして、なんといっても感動したのは、終始舞台を支配するリズム感。


裏拍と表拍の強烈な表現。
一見、直線的にせりふを言っているように聴こえるけれど、舞台全体はすべてリズムで支配され、躍動に満ちている。
たとえそれが静の場面でも、背景には必ずリズムが存在する。

すごい世界だなあと、感じいったのでした。


無限にある知らない世界。


それでも、どこかやはり多くの共通点があり、そして目に見えない計り知れない積み重ねと、鍛錬があることは手に取るようにわかる。


人を感動させるということはどういうことなのかを、
深く考えた時間。


今度は自分で探して行ってみようと思ったのでした。


2025/10/07

稲川素子様お別れの会  オペラシティ

女性実業家であり多くの要職をご歴任され、これまでに本当に多くの外国のタレントさん方を面倒みていらっしゃり、また特筆すべきは慶応をご卒業された後、72歳で東京大学大学院博士課程(国際社会科学専攻)終了、等精力的なご活躍で、数多くの講演やテレビ出演もされた稲川素子さん。

この日は、ご親戚すじの出雲大社様から、また政界、財界、芸能ご関係者等々、各界からの錚々たる方々が参列されていました。



お嬢様のピアニスト佳奈子さんとお正月のお料理を3人でいただいたり、日本のダンス界に多大なご尽力をされた素子さんに、未知のダンスの世界大会にも連れて行っていただいたり、貴重な体験をさせていただきました。


ご多忙のなか私のコンサートにもお出かけ下さいました。


また当時、素子さんが70歳を超えてなお勉強に燃えていらして、社長業からはなれ集中し勉強するための、六本木ヒルズ内の自習室に連れて行って下さったり、本当に楽しい時間をご一緒させていただきました。



この日はテニス界で数々の功績を残し活躍された長塚京子さんと共に参列させていただきました。


京子ちゃんと私は、共に素子さん佳奈子さんにお世話になり、一緒に稲川さんのご自宅へお邪魔させていただいたり、話の尽きない楽しい時間をご一緒したかけがえのない思い出があります。


会では、御母上素子さんのご生前の願いで、佳奈子さんがベートーヴェンの皇帝を演奏されました。


どんな言葉より、どんな追悼の意より、お母さまのために弾く佳奈子さんのピアノが胸をうちました。


佳奈子さんの高校からの同級生でいらっしゃる指揮の大友直人先生が特別出演され、最愛のお嬢様である佳奈子さんの音楽を前に、言葉はいらない時間でした。

これ以上のおくり方はないのではないかと、参列した多くの方が感じていたと思います。



小柄なのに、毎回お会いすると、圧倒されるほど全身からものすごい熱量、パワーが伝わってくるほどの方でした。

素子さん、本当にありがとうございました。




2025/09/30

座学にてベートーヴェンソナタ

バッハ平均律が旧約聖書、このベートーヴェンソナタが新約聖書、とたとえられるほど本当に大切な楽譜。

10代すぐから一緒に過ごしている楽譜だけに擦り切れすぎていて、この度思い切って新調しての楽曲分析。

ピアノ譜でこれ以上の重量の楽譜はないけれど、それにしても2冊持っての移動は重過ぎる。

テノールの友人が、1冊新しい楽譜を買うと友達が一人増えたみたい!と素敵なことを言っていたけれど、本当にその通り。

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